着物のきほん。

着物のいろは

着物にまつわるあれやこれやをもっと知ってみたいと思いませんか? 生地や柄、小物や着付けなど着物のことを1から分かりやすく解説します。着物を知ると着こなすのがもっと楽しくなる『着物いろは』です。

第三回   「染め」「織り」「絹糸の種類」の組み合わせ

絹糸に種類があることは、コラム2にてお伝えしましたが、「生糸」と「紬糸」を比べた場合、「生糸」の方が格が上になります。なぜでしょうか?
それは、繭の状態にあります。「生糸」を作るためには、汚れや穴の空いていない「上質な繭」を使います。それ以外の選別された「くず繭」は生糸にできないため、本来であれば捨ててしまうもの。しかし、その捨ててしまうくず繭を、その昔、養蚕農家がどうにか糸が作れないものかと考えた結果、生まれた糸が「紬糸」なのです。
そのため、「紬糸」より「生糸」の方が格が上と考えると、覚えやすいのではないかと思います。

第三回
「染め」「織り」「絹糸の種類」の組み合わせ

絹糸に種類があることは、コラム2にてお伝えしましたが、「生糸」と「紬糸」を比べた場合、「生糸」の方が格が上になります。なぜでしょうか?
それは、繭の状態にあります。「生糸」を作るためには、汚れや穴の空いていない「上質な繭」を使います。それ以外の選別された「くず繭」は生糸にできないため、本来であれば捨ててしまうもの。しかし、その捨ててしまうくず繭を、その昔、養蚕農家がどうにか糸が作れないものかと考えた結果、生まれた糸が「紬糸」なのです。
そのため、「紬糸」より「生糸」の方が格が上と考えると、覚えやすいのではないかと思います。

また、「染め」の着物は、主にこの「生糸」で織られた反物から作られます。対して「織り」の着物は、「紬糸」で織られます。
 
そのため、着物の格としては、「染めの着物>織りの着物」となります。

大竹恵理子 おおたけえりこ/着物スタイリスト・着付師
父が大工、母が和裁士という家庭に生まれ育ったため、自然と日本文化に興味を持つ。長沼静きもの学院にて、一般的な着付けをはじめ、花魁などの時代衣裳、白無垢などの婚礼衣裳まで様々な着付けを学んだ後、(株)着物屋くるり入社。以降7年間、くるりのスタイリング・着付け全般を担当。独立後、フリーランスの着物スタイリスト・着付師として、広告、CM、雑誌などの媒体を中心に活動中。