着物の美しさとハイカラさを伝え続けた、池田重子の引き継がれる美意識
『横浜スタイル展』がそごう美術館で開催

「昔きもの」ブームの火付け役であり、和装コレクター、デザイナー、コーディネイターとして絶大な支持と多大な影響を多くの女性に与えた池田重子(1925〜2015)。彼女の和装品のコレクションは1万点以上にも及ぶと言われ、またそれらのコレクションの中から池田重子が数百点のコーディネイトを施しており、その気品や組み合わせから見え隠れする時代背景やコーディネイトのストーリーには、感動すら覚える。
今回そごう美術館で開催されている「引き継がれる美意識 池田重子 横浜スタイル展 昔きもの〜現代KIMONO」は、彼女の世界観をたっぷりと堪能できるイベント。横浜で育った彼女の、大胆にして繊細、粋に走りすぎず野暮にならず、ハイカラで絶妙なバランスを持った「横浜スタイル」の数々のコーディネイトは池田重子の真骨頂とも言える。明治・大正・昭和初期「きものが最も輝いていた時代」の、銘や肩書きにこだわらず彼女の審美眼で選び抜かれたコレクションをぜひ目に焼き付けたい。開催は2018年1月8日(月・祝)まで。

 

ハイカラさん好みのSL帯コーディネイト(大正)

 

青海波文様の街着(昭和初期)

 

英字新聞と果物のしゃれ帯(大正)

 

帯にビーズ刺繍のおしゃれ着(大正末〜昭和初)

 

「ソナタに寄せて(ダイアモンドの音符)」

 

池田重子:1925(大正14)年〜2015(平成27)年
横浜生まれ。類まれな美意識で選ばれた明治以降の和装品の一大コレクション「池田重子コレクション」で知られる。「時代布と時代衣裳 池田」を東京の目黒で創業。「夢工房」その他きものデザインなども手がけた。『帯留Ⅱ』(ハースト婦人画報社)など著者多数。

 

引き継がれる美意識 池田重子 横浜スタイル展 昔きもの〜現代KIMONO

【開催】2017年12月13日〜2018年1月8日(月・祝)
【会場】そごう美術館 神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店6F 
【開館時間】10:00〜20:00(入館は閉館30分前まで)※12月31日は19:00閉館
【料金】大人1,000(800)円、大学・高校生800(600円)、中学生以下無料
    ※( )内は前売および20名さま以上の団体料金
    ※割引等の詳細は下記URLよりご確認ください
【特典】きものでご来館の方へ毎日先着20名さまに本展イラストブック著者の松田恵美さんによるポストカードをプレゼント

会期中はトークイベントやメイクアップショー、コーディネイト講座などイベントも多数開催される。詳細はHPをチェック。

URL:https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/17/ikeda_shigeko/index.html

写真:中村淳(スタジオKJ)